ガシャガシャガシャと誰かが廊下からドアノブを激しくまわし、ドガンドガン!とドアを蹴り飛ばしている。


「ボーグナイン……」


マシエリが不安げに執事の顔を見ると、


「さあ、窓からお逃げください!


と執事が白いレースのカーテンをめくり、を開けた。


ドゴン!ドゴーン!とドアを蹴破り、黒い人影が血まみれのナイフをもってマシエリと執事にひたひたと近づき、ナイフを振りあげた。


バリバリと雷が鳴り、室内がビカビカと光る。


「お嬢様っ!」


執事がマシエリを屈ませ、覆いかぶさると、黒い影は執事の背中や頭を何度も何度もナイフで突き刺した。


「ボーグナイン!!」


「お嬢……様……」


執事はマシエリを体で覆ったまま息絶えた


「ボーグ……」


 マシエリはボーグの腹の下でつぶやいた。


                (TO BE CONTINUED)